乾杯の挨拶の例とコツ

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忘年会や新年会、送別会をはじめとした各種の宴会、結婚式やその二次会など、様々な場面で乾杯の音頭を取るように頼まれることがあります。人前に出るのが苦手な人にとっては戸惑ってしまうかもしれませんが、コツをつかんでおけばそれほど難しいものではありませんので、安心してください。

乾杯の挨拶は場の空気によって堅い話をする必要があったり、砕けた雰囲気で場を盛り上げるのが目的になっているケースもありますので、それぞれの場面に合わせた対応をしなくてはなりません。空気を読み間違えると、それによって失敗しかねません。

ただし、どのような集まりであるかによって、事前に検討をつけられますので、それほど心配する必要はありません。忘年会や新年会のような会社の行事としての色彩が強い飲み会であれば、前年までの例を踏襲した形で乾杯を行えば問題ありません。友人が集まる宴会や結婚式の二次会であれば盛り上げ役に徹するのが基本です。

それぞれのシチュエーションに分けて、乾杯の音頭を取る時のコツや例について見ていきましょう。

忘年会・新年会・送別会での乾杯

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ここでは会社の飲み会として行われる忘年会や新年会、送別会を念頭に説明しますので、友人で年末年始に行う宴会の場合には、忘年会や新年会でも下記の個人的な飲み会の部分をご覧ください。

会社での忘年会や新年会は社風が現れますので、乾杯の挨拶をする時にはそうした部分に配慮する必要があります。文字通りの無礼講が許されている場合には、友人同士で飲む場合よりも盛り上がる例もありますし、創業年数が若い企業の場合には、体育会系のハイテンションな雰囲気で社員の指揮を鼓舞している会社も見受けられます。

したがって、公式行事として形式ばった乾杯の挨拶が求められる企業がある一方で、一言で自分の抱負をまとめて新年会に臨まなくてはならない場合、あるいは正社員がアルバイトや契約社員を元気付けることが目的となっている忘年会など、大きな差があります。転職して戸惑う方がいるのはもっともです。

こうした背景があるため、乾杯の音頭を忘年会や新年会で任されたら、前年を思い出してみましょう。今年から入社したのなら、先輩社員や上司にリサーチしておけばよいでしょう。例年とあまりに温度差があると、普段会う機会のない重役からの評価を下げ、結果的に出世に影響するばかりか、普段の仕事にも悪影響を及ぼす危険すらあります。

送別会についても同様の気遣いが求められます。見送る側、見送られる側の両方において形式的な言葉を交わして乾杯の挨拶にするケースもあれば、手短に本音をまとめる略式の場合もあるので、社風をとらえておきましょう。

結婚式と二次会での乾杯の挨拶

前提として考えなくてはならないのは、結婚式や披露宴は公の場、二次会は私的な色彩の強い場になっており、性質が異なるという点です。したがって、どちらで乾杯の音頭を取るかによって、まったく対応が変わります。

結婚式や披露宴であれば、事前に知らされるため、新郎や新婦に関する簡単なスピーチを用意しておきましょう。それを話し終えたら、出席者に起立を促してグラスを手に取ったか確認します。それから、「乾杯」の言葉とともにグラスを掲げます。この場合には、スピーチの内容はユーモアよりも新郎・新婦に花を持たせることを優先してください。

これに対し、二次会の場合であればかしこまった雰囲気ではないので、ある程度は遊びも許されます。結婚式の二次会になれば、新郎と新婦の友人が中心ですので、親族も出席して行う結婚式や披露宴に比べれば、普段の飲み会に近い雰囲気で乾杯の音頭を取ればよいでしょう。

普段の飲み会での乾杯の挨拶

友人や知人が集まる一般的な宴会であれば、乾杯の音頭に長々しい話は必要ありません。付け加えるとしても、一言で終えるのが原則です。たとえば、「再会を祝して」といった言葉が一般的でしょう。

ここで重要なのは、飲み会の場を和ませたり、他の人のテンションを上げることです。したがって、内容よりも明るく陽気な雰囲気で行うのがコツとなります。緊張して堅くなってしまったら、普段よりも大きな声を出すように意識するとうまくいきやすいです。

飲み会が苦手な方もいますが、乾杯のタイミングならお酒が入る前なので、まだ酔う前の段階です。それだけに混沌とした状況ではないので、あまり不安にならずに自信をもってください。

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